福島県郡山市の将棋情報

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将棋の上達方法5

4で「短手数の詰将棋は丸暗記して下さい」ということを書きました。

将棋の上達方法4 - 福島県郡山市の将棋情報

その意図するところですが、実戦の終盤の特徴は

1.お互いの玉が詰むかどうかわからない。詰むとわかっている詰めチャレなどより難易度が格段に高い

2.多くの場合が秒読みになっていて、長く考える時間がない

であり、「確信が持てて瞬時に出てくる」知識以外は全く役に立ちません。

適当に王手をかけていれば詰むという追い詰め(正算)ならともかく、その局面に類似した詰め形をイメージしてその局面に誘導する(逆算)では暗記している詰めパターンの量が少ないとどうにもなりません。

その上で上記の「誘導」が長くなるほどに指し手の分岐が増えるので難易度が高くなります。3手の誘導と7手の誘導では大違いです。なので長い手数の詰めパターンを覚えている人のほうが終盤力は圧倒的に上がります。

マチュアで将棋を楽しむ分にはそこまで必要ないですが、奨励会など上を目指したいという人は肝に銘じて下さい。暗記が足りない時点で時間をかけて長手数の詰将棋にチャレンジするのはあまり意味がないです。

田舎で対戦相手に恵まれないとしても、知識を増やすことにハンデはありません。詰将棋のハンドブックであれば内容を全部覚えるくらい繰り返せば力はつきます。これって受験勉強と同じですよね。

詰み形を暗記したら最終盤の力はつきます。そのちょっと前の中盤後半~終盤の頭に必要な知識はまた違います。将棋って覚えないといけないことがものすごく多いのです。

福島県の子供の皆さんへ:福島県内の大人は全然詰ましに来ない(必死をかける)ですが、都会の強い人は情け容赦なく詰まします。この程度の終盤力でも勝てるからいいやと思わないで下さい!!